Ubuntu には、Ubuntu Desktop と Ubuntu Server があります。
2つを比較した情報が少ないので、公式のドキュメントやインストールして調査した結果をまとめました。
Ubuntuについて
Ubuntu Desktopと Ubuntu Serverの大まかな違い
デスクトップ版はGUIがあり、オフィス系のアプリがインストールされ、マイクロソフトのWindowsみたいな使い方が可能です。
(LinuxのGUIは、WindowsやMacの操作性には勝てないので、過度な期待はしないように)
Ubuntu ServerはGUIなし、サーバ機能に必要なアプリのみ。リモートで使うことが前提。
■デスクトップ環境の有無
Ubuntu デスクトップ :GUIあり
Ubuntu サーバー :GUIなし
■アプリケーション
Ubuntu デスクトップ:GUIで操作する一般的な用途(ブラウザ、オフィスツールなど)
Ubuntu サーバー:サーバー用途(ウェブサーバー、データベース、ファイルサーバなど)
必要なマシンスペック(Ubuntu 22.04)
Ubuntu Desktop 推奨スペック
・CPU : 2 GHz 以上
・メモリ: 4 GB 以上
・ディスク:25 GB 以上
Ubuntu Server 最低スペック
・CPU : 1 GHz 以上
・メモリ: 1 GB 以上
・ディスク 2.5GB 以上
Ubuntu Desktopは、GUIで操作するので快適に動作させるために最低限必要なスペックが上がります。
Ubuntu Serverは、最低限必要なスペックは低いのですが、利用する用途に応じて必要なリソース(CPU、メモリ、ディスク)は大幅に上がります。
データベース、Webサーバ、ファイルサーバなど、アクセス数や要求性能に応じて必要なリソースが変わります。
Desktop版とServer版で同じところ
・5 年間保証。LTSは、long-term support(長期サポート)の略。
無料のセキュリティアップデートおよびメンテナンスアップデートが保証されます。
・同じLinuxカーネル 5.15。OSのコアの部分は同じ。
Desktop版とServer版でインストール方法は違う
Desktop版とServer版のインストール方法については以下を参照ください。
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Ubuntu Desktopの特徴
WindowsみたいにクライアントOSとして使い方が可能です。
GUI操作が可能
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フリーのオフィスソフトが使える
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ブラウザやメールクライアントが使える
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他にもいろいろアプリが使える
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Ubuntu Serverの特徴
サーバ版はGUIなしで、サーバ機能に必要なアプリのみがインストールされます。
リモートでサーバとしてCUIで使うことを前提ですね。
左が、WindowsのTeraTermでリモートからUbuntuに接続した画面。
右が、Ubuntu Serverのコンソール画面。VirtualBoxで実行画面です。
サーバのコンソール画面で操作することはメンテナンス以外ないですね。
サーバマシンは、サーバ室に設置されているので。
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クラウド上で簡単に使えるLinux VPSサービス
クラウド上のLinuxがリーズナブルな価格で即日利用可能なVPSサービスが存在します。
動作検証などで1ヶ月利用などの用途にも使えます。
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Linux VPSとは?
VPSとはLinuxの仮想OS環境を提供するサービスです。
VPSで使うLinuxは、X-WindowのようなGUIがありません。
操作は、TeraTermやSSHでLinuxサーバに接続し、CUIで黒いコンソール画面にコマンドを入力する使い方になります。
Linux-OSを使うので、コマンド操作ができないと使えません。
以下のような感じです。
(正確には、Linuxは常に接続して操作するものではないので少し違いますが)
以下の画面は操作イメージです。
Windows10からTeraTermでLinuxサーバに接続して、Linuxサーバを操作しています。
プログラムはLinux側で動作しているので、クライアントPCのスペックは低くても問題ないです。
TeraTermやSSHの端末として使える程度のスペックでいいです。
あとがき
いろいろ調べてみて勉強になりました。
GUIのアプリを使う必要がなければ、要求スペックが低いサーバ版が使い勝手がいいです。
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