WiFiルータの買い替えを考えているとき、どれぐらい速くなるのか気になりませんか。
5年ぶりに買い替えたので、新旧のWiFiルータで性能測定を実施してみました。
驚きの結果に!
・BUFFALO WXR-1900DHP (買い替え前) 2015年 9月購入 1.5万円
・BUFFALO WXR-5700AX7S (買い替え後) 2020年10月購入 2.5万円
性能
「インターネット回線の速度テスト | Fast.com 」 にブラウザでアクセスして測定
https://fast.com/ja/
3回測定しての平均値です。
時間帯によって多少上下しますが、我が家の環境では遅くても1割の増減ぐらいで安定しています。
機器 | iPhone SE2 | iPad Air 2 | PC(Windows10) |
---|---|---|---|
WXR-1900DHP(旧) | 219Mbps | 121Mbps | ×(測定不可) |
WXR-5700AX7S(新) | 231Mbps | 142Mbps | 96Mbps |
やや不思議な結果に。。
スペック比較
ポイントになるところを緑色で表示しています。
・Wi-Fiの規格上の差がある。ただし、端末側も対応していないと最高性能は出ない。
・理論値だが、5GHzの無線LAN速度で大きく違いがある。(4800Mbps VS 1300Mbps)
(参考)旧WiFiルータ WXR-1900DHP 公式サイト
感想+考察
・速度の差は小さい。 効果は 5%~15%ぐらい。 (意外な結果)
100Mbpsを超えている場合の速度向上はWi-Fiルータの力だけで速くなるわけではない。
・旧機種のWXR-1900DHP は購入当時(2015年)もスペックが高いモデルでもともと速い環境では速度アップは少なかった。
今回の測定から、今、スペックが高いものを買っておけば5年後も問題なく使える可能性が高いと言えますね。
・パソコン(PC)で旧WiFiルータで測定できなかったのは、作業スペースの関係でPCを置いている場所の電波状態が悪いので接続できなかった。
5GHzしかサポートしていないので、通常電波が弱いときに使える 2.4GHzが利用できなかった。
今回、買い替えた最大の理由は、このPCの接続性の改善でした。別記事にまとめています。
5GHz帯
・メリット
Wi-Fi専用の電波である点。他の家電が出す電波と干渉せず、安定的に通信が可能。
・デメリット
壁などの障害物があると弱まりやすい点。遠くに電波が届くにくい。
2.4GHz帯
・メリット
電波が遠くまで届きやすい。壁や床などの障害物にも強いため、隣の部屋や階上の部屋にも電波を届く。
・デメリット
家電やBluetoothなど、他の機器も利用する周波数帯で電波干渉がおき、Wi-Fi(無線LAN)の電波が弱まる。
これにより、ネット通信の速度低下や切断が起きてしまうおそれがある。
測定環境
木造二階建てで、1階のリビングルームにWi-Fiルータを置いて、一番遠い2階の作業部屋で測定。
測定時間帯は平日昼休み(12:10 – 12:30)。
実行時間帯による影響を少なくしたかったので、5分で切り替えてサクッと実施。
Wi-Fiルータは同じ場所に設定して切り替え、測定中はもう1台のWiFiルータは電源オフ。
インターネット回線は、「auひかり 1Gbps (戸建て)」を利用。
PCは、2020年夏に購入したミニデスクトップでマシンのスペック(Core i5-9400)は高いが、WiFi無線LANがオプションだったので余っていた古いWiFi子機をUSBに差しているのでもう少しスペックがいいものに変更すると速くなる可能性があります。
(I-O DATA WN-AC433UMW という5年ぐらい前のもの)
あとがき
もう少し速度がアップするかと期待していましたが、大幅な速度アップはありませんでした。
環境にも依存していると思うが、100Mbs 出ている状態では、あまり向上しない可能性があります。100Mbps出ていればどんな用途でも困ることはありません。
個人的には買い替えにより、電波が弱く切れやすいという問題は解決し、安定しているので買い替え後の不満はありません。