Linux

RHEL7/CentOS7でPython3をISOファイルからインストール方法(yumが使えない環境)

*記事内に商品プロモーションを含む場合があります

RHEL7/CentOS7でPython3をISOファイルからローカルインストールする方法を紹介します。

通常、python3のインストールは、外部ネットワークに接続可能であれば、「yum install python3」でインストール可能です。

今回紹介するのは、外部のネットワークに接続できないクローズドなネットワーク環境でisoファイルからインストールする方法です。

クローズドな開発環境や、セキュリティが厳しいネットワーク環境などで役に立ちます。

Red Hat Enterprise Linux 7.9 (RHEL7.9)で説明します。

インストール手順

root権限で作業します。

(1)マウントポイントを作成

#
# mkdir /tmp/mnt

(2)isoファイルをマウント

#
#
# mount -o loop -t iso9660 /tmp/rhel-server-7.9-x86_64-dvd.iso /tmp/mnt

(3)python3のrpmを探す

#
# cd /tmp/mnt

# find . -name "python3*.rpm"

(4)インストール

#
# cd /tmp/mnt/Packages

# rpm -Uvh python3-3.6.8-17.el7.x86_64.rpm python3-libs-3.6.8-17.el7.x86_64.rpm python3-pip-9.0.3-8.el7.noarch.rpm python3-setuptools-39.2.0-10.el7.noarch.rpm libtirpc-0.2.4-0.16.el7.x86_64.rpm

RHEL7.9の場合は以下。細かいファイル名のバージョンはisoファイルに含まれているrpmを指定してください。

python3 python3-lib python3-pip を指定します。

python3が libtirpcを必要としているのでインストールします。

RHEL7.9の場合は、libtirpc-0.2.4-0.16.el7.x86_64.rpm  が必要

最後に

便利なyumに頼り切っているので、いざという時にハマりますね。

基本的な原理を知っていれば、ある程度は対処できます。