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MSI Katana GF76 SSD交換方法。クローン作成で環境を完全移行

*記事内に商品プロモーションを含む場合があります

MSI Katana GF76 11UDで内蔵されている512GBのSSDを2TBのSSDに交換してWindows環境をまるごとコピーして、OSやアプリを再インストールせずにそのまま使える方法を紹介します。

公式には、MSI公認サポート店でのみSSD増設可能となっているので、作業する場合は自己責任になります。

Katana GF76 11UD 仕様

MSI公式 Katana-GF76

SSDを交換した機種は、Katana GF76 11UD-471JP です。

内蔵のSSDの容量が512GBで SSD専用空きスロットがない機種です。

交換する前に考えておくこと

SSD専用空きスロットが存在するか、新規にWindowsをインストールしても問題ないかで選択肢が変わります。

a)SSDの空きスロットがある場合、そこに挿して増設する

現在利用しているWindowsのCドライブ(C:\)に加え Dドライブ(D:\)が、追加されるイメージです。

b)SSDの空きスロットがない場合、今使っているSSDを取り外して新しいSSDに交換する
b1)新規にWindowsをインストールしてアプリも再インストールして、データは後でコピーする

b2)クローン(起動できる形式で環境をまるごとコピー)して使う。OSの再インストールの必要なし

・(b2)が、後の作業が楽なのですが 専用の有料ソフトが必要になります。

SSD交換方法(概要)

今回、クローン(起動できる形式で環境をまるごとコピー)して使う方法を紹介します。

私は、ディスクの初期化などのために「AOMEI Partition Assistant」というソフトを持っているので利用しました。

2、3年前の古いバージョンでクローン機能が使えたのですが、残念ながら最新の無料版ではクローン機能が使えません。

手順の流れ

1)NVMe M.2 SSD 外付けケースに新しいSSDを装着

2)Windows起動し、クローン作成用ソフトを起動しクローンを作成
Windowsが起動可能な状態で古いSSDの情報がすべて、新しいSSDにコピーされる

3)Windowsをシャットダウンして、電源コンセントを抜いて、ノートPCを開けて新SSDと交換

必要なもの

私が使ったものを紹介します。

・NVMe M.2 SSD 外付けケース

・NVMe M.2 SSD 1TB や 2TB

サイズの規格(2280)と転送速度の規格(PCIe Gen 4 )などが合えば、他のメーカでも問題ありません。

・クローン作成用ソフト

SSD交換方法(詳細)

SSD 外付けケースに新しいSSDを装着

新しいNVMe M.2 SSDを装着します。

PCのUSB接続して起動

ノートPCのUSBに接続して、Windowsを起動します。

新しいSSDにクローンを作成

Windows起動し、クローン作成用ソフトを起動しクローンを作成します。

Windowsが起動可能な状態で古いSSDの情報がすべて、新しいSSDにコピーされます。

Windowsのエクスプローラーでファイルをコピーしても、OSが起動できる状態にはなりません。専用のツールでコピーする必要があります。

「クローン」- 「OSをSSDに移行」をクリック。
クローン元とクローン先を指定

500GBのSSDで30分ぐらい待ちました。

普通は、これでクローンの作成は完了するのですが、このツールの問題でブートのパーティション形式を正しく反映できていないので、Windowsが起動しません。

コピー元が「ベーシック GPT」で、コピー先が「ベーシック MBR」になっています。

回避策としてコピー先のディスクを「GPTディスクに変換」を選択し、GPTに変換します。

ちなみにブートのタイプが間違っているとPC起動時に以下のようなBIOS画面が表示されます。

SSDは認識されています。Crucialの型番「CT2000T500SSD8」が確認できます。

サイズも 2000.3GB=2TB

新SSDと交換

Windowsをシャットダウンして、電源コンセントを抜いて、ノートPCを開けて新SSDと交換。裏返して作業します。

ネジをドライバーで外します。

一か所だけネジの上にシールが貼られています。これを剥がすと保証が効かなくなるというものですが、自己責任で実施するので剥がします。

SSDは真ん中にある長方形です。

左のネジをドライバーで外します。Kingston製SSDが付いていました。

Crucial T500 2TB SSDに入れ替え。

これでフタを閉めて、電源ボタンを押して起動すると、今まで使っていたWindowsの状態で起動できます。

ファイルも設定もすべて反映されています。

最後に

クローンを作成するツールが一番ハマりました。

ちなみに2、3年前までは、クローン作成機能は無料版でも使えたのですが、各社無料版での利用範囲を狭めていますね。

ほぼ全滅でした。