COBOLは、オープンなインターネット上のシステムで使われるのではなく、金融、保険、運送業界や企業の会計システムなどクローズなシステムで使われているので目立たないのですが、求人はまだまだあります。
COBOLの将来性、求人について紹介します。
COBOLの利用形態
COBOLは、インターネット上のオープンなシステムで使われるのではなく、企業内の非公開のシステムで使われています。
・汎用系(ホスト系)システム
メインフレームやオフィスコンピュータ(オフコン)などの大規模コンピュータで利用
金融機関をはじめ、政府機関でも広く使われている。
並行処理やバッチ処理、帳票出力に向いている
・中小企業で使われているパッケージソフト(会計、伝票処理など)
WindowsやLinuxなどOSで動作。
COBOLで作成された古い造りのパッケージなど、オフコンなどから移植だったりする
COBOLの将来性
COBOLには、いい面もいろいろありますが、今から積極的に学ぶ言語ではありません。
新規のシステムではまず使わないでしょう。
ただし、汎用系システムが存在する限り、COBOL人材は重宝されるでしょう。
COBOL技術者の求人も多いです。
COBOLを利用したシステムは徐々に減っていますが、機能追加やメンテナンスは必要になります。
ベテランの引退などでCOBOL技術者の数も減っているので、逆に現在COBOLを扱える技術者は貴重になっている状況です。
特にドメイン知識(特定業務の知識)を持っている開発者は強いですね。
例えば保険、銀行、運送業界など。
汎用系のシステム自体がなくなると何十年前から言われていますが、
オープン系への移植の難しさもあり、かつ、
基幹システムとして社会を支えているものなので、急にはなくならないです。
COBOLの具体的な求人内容
・COBOLは基幹業務システムで使われているので、連携先としてRDBの知識もあると有利。
・他言語への移植なども多いので、Javaなどスキルがあれば幅が広がる。
DB2(RDB)のスキルがあれば有利
IBMの汎用機(メインフレーム)を使う場合があり、IBMのRDBであるDB2を使えればベスト。
RDBの知識は、DB2の知識があればベストですが、
基本的な考え方はどのRDBでも同じなのでOracleやPostgreSQLなどのどれか1つのRDBの経験でも代用できます。
【仕事内容】
損保会社向けのシステム更改作業。
工程は、設計~開発・テスト。
報 酬:~55万円程度
環境 :IBM汎用、DB2、COBOL
リモート:有
【要求スキル】
・COBOLでの詳細設計~の開発経験
RDBのスキルが必要
システム種別:汎用機系
ポジション : 汎用機エンジニア
基本リモート
報 酬:~50万円程度
詳細 【仕事内容】
最終テストフェーズでの比較テスト結果について、テスト結果のレビュー、不具合が発生した場合にテスト作業者と共にDBのデータ状況を確認して原因の調査を行う
【要求スキル】
DB2、SQL
テスト結果からの原因調査経験
JavaとWebのスキルが必要
【仕事内容】
物流システム再構築(COBOL→Java)
報 酬:~60万円程度
【要求スキル】
・Java、eclipse、HTML、CSS、JavaScript、SQL
・WEBシステム経験(開発実務2年以上)
Unix(Linux)の知識があれば有利
Unixとしか書いてないですが、Linuxなのか、商用Unixなのかは不明。
Unix-COBOLも言語仕様は同じなので、Unixのコマンド操作などの知識が必要と予想。
Unixの基本コマンドの習得は、本1冊を読んで練習すれば身に付くので、Unixが条件でも怯む必要はありません。
【仕事内容】
調査結果を基に改修を担当
調査・改修・保守、運用
【要求スキル】
(必須)
・UNIX-Cobolでの開発経験
・コミュニケーション、勤怠面に問題ない方
・同現場での就業経験があると尚可
COBOLの求人
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まとめ
私たちは、インターネットを中心にオープン系のシステムを使っていますが、日常生活や経済を支えている基幹システムでは、まだまだCOBOLは現役でCOBOL技術者は重宝されます。
COBOL案件の状況を確認することが、一番最初にやるべきですね。
本当に必要なスキルは何で、どれぐらいのスキルレベルが求められているかが分かると思います。
いろいろ考えるのは、話を聞いてからでも遅くはありません。