Azure Synapse Analytics を製造業で利用シーンについて説明します。
今回は、概要編です。
・トレーサビリティ:不良品やリコール時の影響範囲の調査、原因究明
・予兆検知
・ボトルネック工程の発見・対策
製造業では、センサーデータなどのIoTデータを利用したビッグデータ分析が必要になります。
ビックデータ分析とは
ビッグデータを利用した分析には、主に3つのステップに分かれます。
1.現場の多種多様なデータを収集
2.大量のデータを蓄積
3.データを分析
ビックデータ分析(データ蓄積・加工)】
データを収集しても、ほとんどのケースでデータの加工が必要になります。
・SQLで分析可能な形式に変換
・ダッシュボードなど用途単位に変換(データマートの作成)
ETLツールを変換することが多いです。Azure の場合、Data Factoryを利用。
ビッグデータを扱える分析基盤の構築が重要になります。
ビックデータ分析の課題
・膨大なデータを処理する仕組み
– センサーなどのIoTデバイスから発生する膨大な時系列データの処理
・多種多様なデータを柔軟に処理する仕組み
– IoT以外のデータ(生産情報のデータなど)を組み合わせたデータの加工・分析
・リアルタイム性
– データをすぐに可視化したいなど
Azure Synapse Analytics以前(今まで)
今までは、Azure上の様々なサービスを組み合わせる必要がありました。
Azure Synapse Analytics(これから)
Sparkなどの前処理や分析などの機能を Azure Synapse Analyticsに集約し一元管理が可能となった。
ユースケース
・トレーサビリティ:不良品やリコール時の影響範囲の調査、原因究明
・予兆検知
・ボトルネック工程の発見・対策
まとめ
Azure Synapse Analytics の概要について紹介しました。
次回、詳細について準備しています。