パソコンを買うと3カ月無料でマカフィーなどのウィルス対策ソフトが入っているが、これって継続が必要?
Windows10/11には標準で、Windows Defenderというものが付いているが使えない?
パソコンを新しく買って、数ヶ月すると以下のような画面が出て、ドキッとしますよね。
「今すぐ契約を更新してください」と言われても。。。
Windows Defenderについて
Windows Defenderとは?
Windows Defenderとは、Windowsの開発元のマイクロソフト社が開発・提供しているWindows用のセキュリティ対策ソフトです。
Windows OSに標準でインストールされているので、無料で使う事ができます。
個人ユーザがプライベートでパソコンを使っている場合は、マカフィーやノートンなどの有料のセキュリティ対策ソフトは不要でWindows Defenderで十分です。
Windows Defenderの実力(検出率)
セキュリティ対策ソフトの性能を評価している第三者機関の「AV-Comparatives」による、リアルワールドテスト(現実世界に近い内容の検証)の2022年5月の結果を使って説明します。
https://www.av-comparatives.org/
https://www.av-comparatives.org/comparison/
日本で使われている主要なソフトをまとめました。
・右端がMicrosoft が Windows Defenderです。
緑 (Blocked) :防いだ攻撃
赤 (Compromised) :防げなかった攻撃(感染)
黄色の折れ線グラフ (False Positives) :正常なファイルをウィルスとして判断した数(誤検知)右軸
<コメント>
・すべてのソフトが検出率 99.5%以上です。検出率の差はありません。
・Trend Micro(ウィルスバスター)だけ検出率100%で優秀に見えますが、誤検出数も多いです。
– 疑わしいものは、間違っていてもいいので捕まえる方針のような気がします。
・2018年ごろのMicrosoftの値を見ると、検出率が低く、誤検出もやや多いです。
この古いデータからWindows Defenderは使えない、有償ソフトが絶対必要という間違ったブログの情報発信が多いですね。
(他の理由としてアフィリエイトで有料ソフトを買わせて稼ぐためかな)
Windows Defenderの設定方法
まず、期間限定でインストールされている有償版のセキュリティ対策ソフト(ウィルス対策ソフト)をアンインストールしてください。
有効期限が切れている場合、プレインストールの有償ソフトもWindows Defenderも機能していない状態なので、ノーガード状態で危険です。
別のウィルス対策ソフトがインストールされていると Windows Defenderを有効にできません。
Windows DefenderはWindows 10やWindows 11に最初からインストールさせているセキュリティ機能ですが、有効になっているか確認しましょう。
「処置は不要です」になっていれば、有効になっています。
有効になっていない場合はすべて有効にしましょう。
Windows Defenderで大丈夫な人(有償ソフト不要)
私も5年ぐらい、複数台のPCでWindows Defenderのみを使っていますが、ウィルスに感染したなどのトラブルは一度もありません。
以下のような基本的なことを守っていれば、Windows Defenderで十分です。
・怪しいファイルやアプリはダウンロードしない
・メールで送られてきた怪しいファイルやURLリンクを開かない
・OSとブラウザのアップデートは定期的に行う
有償のウィルス対策ソフトには、パソコンの動作を重くするものがあるので不要と思います。(特に古いPCやハードディスク搭載PCには重いですね)
有償のウィルス対策ソフトが必要な人
以下のような人は、有償のウィルス対策ソフトが必要です。
・仕事に使う人
信用を得るため、または、有償ソフトを使うことが取引相手のルールの場合もある。
・いろいろなサイトからファイル(ソフト、画像など)をダウンロードする人
・大人のサイトをよく見る人
・Windows Defender では精神的・危険回避能力的に不安を感じる人
有償ソフトの紹介
個人でも会社でも家族の分も含めていろいろ使ってきましたが、有償ソフトはあまり機能差はありません。
セキュリティソフトでは、何度か痛い目に遭ってきたので、動作の軽さを重要視しています。
ハードディスク(HDD)搭載PCだと、一段と遅くなります。
Windows Updateの待ちでイライラします。すべての操作が重くなります。
Excelなどファイルを開くときも、実行したプログラムが使っているファイルをチェックするので遅くなります。
PCは年々高速になっていますが、セキュリティソフトの重さのためにPCの速さを実感できない場合があります。
有償ソフトはESETでOK
ESETは、日本ので知名度が他の有償ソフトに比べると低いですが、セキュリティソフトの世界シェアでは、3,4位のソフトです。
国内での提供元は「ESET Japan株式会社」で、「ESET」社と キヤノンITソリューションズの合弁会社です。
Googleで検索するとキヤノンが出てくるのは、そのためです。
有名企業が扱っている信頼できるソフトです。
セキュリティソフトは、動作の軽さが重要です。
会社でマイナーな重たいセキュリティソフトに変更になり、古いPCが軒並み現役引退させられました。(セキュリティが強力らしいですが重たすぎ)
以下のようなときにセキュリティソフトが動作して、PCが重くなります。
・ブラウザでサイトを見た時に、PCに読み込んだファイルをチェック
・メールを受信したときに添付ファイルをチェック
・アプリでファイルを開くときにチェック
最新のPCだと、CPUの力で重たさを感じませんが、特に古いPCだとPC全体を重くします。
操作でモタツキが多く、ストレスが大きいです。
動作の軽さが、セキュリティソフト選定のポイントです。
ESETの価格は以下。お手頃です。キャンペーン中で更に安いですね。
・1台3年契約で、 6,600円 →5,940円(税込)
・5台分3年契約で、9,900円 →7,800円(税込)(2台以上ならこっちがお得)
1年後の更新は面倒なので、3年契約がいいですね。
\ 年間2,000円で利用可能 /
セキュリティソフトの負荷の確認方法
「タスクマネージャー」-「プロセス」で「CPU」をクリックすると負荷が高い順に表示されます。
セキュリティソフトが常に上位にあり、CPUを多く使っている場合は、セキュリティソフトの買い替えを検討したほうがいいですね。
PCが重たいと感じたときは、確認してみてください。
更新料ゼロ円の「ZERO ウイルスセキュリティ」もあり
以前、4年ほどプライベート用PCで使っていましたが、特に不満はありませんでした。
更新料がゼロなので、一度購入すれば更新が不要で重宝していました。
(PCを買い替えた時に仕事では使わないのでDefenderに切り替えました)
欠点は、他のサイトの口コミにもありますが、
ソースネクストから、他の商品の紹介メールが結構送付されてくることと、
仕事で使うには、最新のウィルスに対して対応が少し遅いことです。
(個人でたまにPCを使うぐらいならいいですが、毎日仕事で使うには少し不安です)
【結論】Windows Defenderだけで大丈夫
個人ユーザが、普通にパソコンを使っている分には、Windows Defenderで大丈夫です。
怪しいファイルをダウンロードしない、怪しい添付ファイルやURLをクリックしない習慣のほうが大切ですね。
(1)個人で使用なら、Windows DefenderでOK。
(2)少し不安ならですこしでも安くしたいなら、ZERO ウイルスセキュリティ。
(3)いろいろ心配。仕事では使うなら、ESETですね。(年間2,000円)
<<2,000円(年間)>>