Linux

CentOSにJava(openJDK)をyumでインストールする手順と複数バージョンの切り替え方法

CentOS_java-yumインストール
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CentOS に yumで Java 8(openJDK) をインストールする手順と複数バージョンの切り替え方法について説明します。

インストールされているjavaを確認

yum list installed | grep java

# 

# yum list installed | grep java

java-1.7.0-openjdk.x86_64             1:1.7.0.261-2.6.22.2.el7_8 
java-1.7.0-openjdk-headless.x86_64    1:1.7.0.261-2.6.22.2.el7_8 
java-1.8.0-openjdk.x86_64             1:1.8.0.262.b10-1.el7      
java-1.8.0-openjdk-headless.x86_64    1:1.8.0.262.b10-1.el7      


# java -version
openjdk version "1.8.0_262"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_262-b10)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.262-b10, mixed mode)

# javac
bash: javac: コマンドが見つかりませんでした...

openjdk 1.7.0 と 1.8.0 がインストールされていますが、
これはJREと呼ばれるJavaの実行環境のみです。

プログラムをコンパイルするには、JDK(javac)が必要です。
JDK(java-X.X.X-openjdk-devel)のインストールが必要です。

インストール

# yum install java-1.8.0-openjdk

# yum install java-1.8.0-openjdk-devel

# 
Java 8 ランタイムのインストール
# yum install java-1.8.0-openjdk

java 8 (JDK) 開発環境のインストール
# yum install java-1.8.0-openjdk-devel

更新インストール(アップデート)

インストール済みでも再度 yumを実行すると最新版にレビジョンアップされます。

# yum install java-1.8.0-openjdk

# yum install java-1.8.0-openjdk-devel

# java -version
openjdk version “1.8.0_322”
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_322-b06)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.322-b06, mixed mode)

“1.8.0_262” が “1.8.0_322” に更新されました。

利用するJavaのバージョンの切り替え

alternatives コマンドで切り替え可能です。

alternatives –config java

以下は、javaランタイムを 1.8.0 から 1.7.0 に切り替える操作です。
現在、2(java 1.8.0)になっているので、1を指定して切り替えます。

# 

#  alternatives --config java

2 プログラムがあり 'java' を提供します。

  選択     コマンド
-----------------------------------------------
   1     java-1.7.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.7.0-openjdk-1.7.0/bin/java)

*+ 2     java-1.8.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0/bin/java)

Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します:1

# java -version
java version "1.7.0_261"
OpenJDK Runtime Environment (rhel-2.6.22.2.el7_8-x86_64 u261-b02)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 24.261-b02, mixed mode)

javac も同様です。 (java とは別々に操作が必要です)

コンパイルは、javac 1.7.0で実施し、実行確認を java 1.7 と1.8で行うときなどに便利ですね。いちいち入れ替えなくてもいい。

# 

# alternatives --config javac

2 プログラムがあり 'javac' を提供します。

選択 コマンド
-----------------------------------------------
*+ 1 java-1.8.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk/bin/javac)
2 java-1.7.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.7.0-openjdk/bin/javac)

Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します:2

おわりに

CentOS に OpenJDK 1.8 をインストールする手順と複数バージョンの切り替え方法を説明しました。

UbuntuもCentOSもコマンド名が違うだけで、考え方は同じですね

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