ChatGPTなどの生成AIで2つのPDFファイルの表から1つの表を作成する方法を紹介します。
やりたいこと
別々の2つのPDFファイルの行数などの項目は同じ一覧表から1つにまとめた一覧表を作成したい。
入力プロンプト
生成AIへの入力プロンプトは以下。2つのPDFファイルをアップロードして生成AIに指示します。
2つの添付ファイルから、Products の項目で、Southeast Asia と Japan East の比較表を作成して
以下のような形式で出力して
“Products” ,”Japan East” , “Southeast Asia” ,
API Management , ◎ , ◎
App Center , ー , ー
ポイントは、欲しい結果の出力形式を例題として指示すること。
「◎」と「-」の意味を説明なしで解釈してくれます。
解釈してくれない場合は、プロンプトの指示に追加します。
うまくいかない場合の対処方法
Copilot、ChatGPT、Geminiなど複数の生成AIで試し、正しいものを採用する。
または、複数の生成AIが出した答えを比較して、正解かを判断する。
Copilotの結果は、「Azure FUnctions」など存在しないProductsをリストに出力している。
最初の数行は正解なのでいやらしい。
いろいろ試す
生成AIは、どんどん進化しているので、いろいろ試してみてください。
この時は、URLを直接指定する方法は、GeminiとChatGPTはやってくれませんでした。
Copilotの結果は、存在しないProductsをリストに出して間違っている。
ちなみに今回のPDFの元データは以下です。
https://cdn-dynmedia-1.microsoft.com/is/content/microsoftcorp/microsoft/final/en-us/microsoft-product-and-services/azure/documents/pxr/002-Azure-product-availability-Asia-Pacific1.pdf
https://cdn-dynmedia-1.microsoft.com/is/content/microsoftcorp/microsoft/final/en-us/microsoft-product-and-services/azure/documents/pxr/013-Azure-product-availability-Japan1.pdf
最後に
生成AIをいろいろ試して、プロンプト力を鍛えていきましょう。
だんだん、どこまで指示すれば正しい結果を返してくれるかが身についてきます。